シロクマあいすの日記

シロクマあいすの思いつきを書いたものです。

書評

ハイファンタジーと異世界転生

水上悟志『最果てのソルテ』の帯コピーに「ハイファンタジー」という言葉があるのをみて、ふと気になりました。 「ハイファンタジー」って何? 辞書的な定義でいけば、 ハイ・ファンタジーは異世界そのものを舞台とする。対して、ロー・ファンタジーは現実世…

久部緑郎✕松本渚「文豪ガストロノミー」が面白かった。

ビジネスジャンプ(? 違うかも)に掲載されていた久部緑郎✕松本渚「文豪ガストロノミー」(読み切り短編)が、むやみに面白い。 「将棋めし」が好きで、松本渚は好きな漫画家だが、今作も面白かった。 著名な小説家が売り上げのない料理店を建て直す、とい…

4年半待ちました。 青崎有吾『アンデッドガール・マーダーファルス』3巻!!!

19世紀・怪物専門の探偵・不死の生首少女・吸血鬼・人狼・シャーロックホームズ・怪盗ルパン・オペラ座の怪人・対するM教授、カーミラ、クロウリー、そして切り裂きジャック。 ひとつでも物語を支えられる要素をこれでもかとぶち込んだ伝奇ミステリシリー…

ちょい古漫画の再読。なるしまゆり『不死者あぎと』

第一巻発売が20年前でした。 なるしまゆりといえば、「少年魔法士」か「原獣文書』が代表作だと思うのですが、その合間を縫うようにいつの間にか始まり、いつの間にか全5巻で完結していたホラーサスペンスです。 タイトル通りの吸血鬼が主人公ですが、物語が…

2020年ベスト本

もちろん、私個人の独断です。 読んだのが2020年で出版年は知りません。なお、記録をちゃんと取っていない今年の3月以前はかなりいい加減です。 ちなみに漫画は5作品、小説は10作品なのは、漫画は段々閉じているのに対し、小説は図書館を利用しだしたか…

ちょい古漫画の再読。道満晴明『ニッケルオデオン』『メランコリア』感想

『ニッケルオデオン』が2012年~。全3巻。39編。 『メランコリア』が2018年~全2巻、となっています。26編。 どちらもSF・ナンセンス系のショート短編(10ページ前後)ですが、 道満晴明のポップな絵と秀逸なアイディアはSF用語でいうセンスオブワン…

GA文庫のラノベ4作品を読んでみた。

最近、自分のラノベ読量(!)が下がっているのに気がついたので、まったく所見の作家をタイトルのみで4作品読んでみた。 鳥羽徹『天才王子の赤字国家再生術~そうだ、売国しよう~』 海空りく『超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!』 霜野…

アガサ・クリスティーを読む(途中経過)

※文中の作品タイトルの真相を暗示している場合があります。 アガサ・クリスティーといえば、本格ミステリ三大作家のひとりで、今もなお、愛読者も多く、映画化、ドラマ化も何度もされる誰もが知っている作家と言えるだろう。 初めて触れたのは30年以上前の小…

本格ミステリ漫画について

私見ながら、10冊以上単行本が出ている本格ミステリ漫画のベスト3なら さとうふみや✕天樹征丸『金田一少年の事件簿』 青山剛昌『名探偵コナン』 加藤元浩『Q.E.D.』 で決まりで良いと思う。 (『探偵学園Q』や『C.M.B.』のような作者が同じ姉…

何周目の「イリヤの空」?

秋山瑞人のファンで、当然のことながら、『イリヤの空 UFOの夏』は読んでいるが、今回もうっかりページをめくってしまったために、再読。 何周目だよ! 少なくとも10周よりは多い。 年取って、以前よりも涙もろくなっていてびっくり。 4巻がやばい。もう、人…

書評 芝村裕史『マージナル・オペレーション』全五巻

まあ、シロクマあいすと言えば、書評でしょう。 というわけで、いまさらながら、芝村裕史『マージナル・オペレーション』です。 日本人のニートあがりのサラリーマンがひょんなことから傭兵の世界に入り込み、その天才的な軍事センスを発揮して大活躍。 あれ…