シロクマあいすの日記

シロクマあいすの思いつきを書いたものです。

あちゅむち『エロティック✕アナボリック』について

実に不思議な漫画だ。

一見、エロがメインの物語に見えるし、実際にヒロインの露出は過剰だ。

でも、全然エロくない。

日本一エロ漫画みたいな身体を持ちたいという変態女子と、実物ではなくその絵を描くことに執着するデブ男子の物語。「ダンベル何キロもてるかな?」のような筋トレコメディとしても読めるけど、あれほどコメディに特化せず、むしろ、人体とは何か、エロさとは何かを考える哲学のような臭いすらする。

登場人物が自分のフェチを丸出しにしながら、延々と語り合っている。

この身体を再現できるなら、演劇とかで表現したらものすごく面白そう。でも、それってすごく難しいので、結局、漫画でしか表現できない気がする。

アニメも難しいかも。色が付いて動いちゃうと台無し感があり。