正直、ラノベってここまで来たか!
異世界転生ものですが、主人公が蜘蛛のモンスターに転生するとか、斬新なアイディアは良いです(まあ、『転生したらスライムだった件』はあるけど、アニメにか見ていないので、比較不可)。
とにかく主人公に共感できない。蜘蛛になって、あっさりそれを受け入れて、同族を生で喰っていく描写をホラーでもなく、葛藤もなく、ごく当たり前に受け入れる主人公って・・・・。
強さの基準も、描写とかではなく、あくまでも、レベルやスキルという形で表示されていくのもすごい。
つまり、これってゲームをそのまま小説に起こしたものなんですよね。
で、つまらないかといえば、そんなこともなく、面白い。
とにかく先が気になります。
最初から強い主人公もいいけど、どんどん強くなって、その強さが目にみえる主人公は良いですよね。
反面、交互に語られる蜘蛛の主人公以外の転生者(人間パート)が、あまりにもありきたりな異世界もので、登場人物もゴタゴタ多いだけでよみづらく、ほぼ読み飛ばしています。
何やら、世界の秘密やら何やらに含みを持たしていますけど、うーん、そこまでついていけないよ、おじさんは。
多分、主人公の蜘蛛が、迷宮を出て、他のキャラクターと交流を持つようになったら、つまらなくなるかも。わかりませんけどね。
近くの図書館にあるので、気長に読んでいくこと決定。