シロクマあいすの日記

シロクマあいすの思いつきを書いたものです。

馬場翁『蜘蛛ですが、なにか?』感想(1,2巻)

正直、ラノベってここまで来たか! 

異世界転生ものですが、主人公が蜘蛛のモンスターに転生するとか、斬新なアイディアは良いです(まあ、『転生したらスライムだった件』はあるけど、アニメにか見ていないので、比較不可)。

とにかく主人公に共感できない。蜘蛛になって、あっさりそれを受け入れて、同族を生で喰っていく描写をホラーでもなく、葛藤もなく、ごく当たり前に受け入れる主人公って・・・・。

強さの基準も、描写とかではなく、あくまでも、レベルやスキルという形で表示されていくのもすごい。

つまり、これってゲームをそのまま小説に起こしたものなんですよね。

で、つまらないかといえば、そんなこともなく、面白い。

とにかく先が気になります。

最初から強い主人公もいいけど、どんどん強くなって、その強さが目にみえる主人公は良いですよね。

反面、交互に語られる蜘蛛の主人公以外の転生者(人間パート)が、あまりにもありきたりな異世界もので、登場人物もゴタゴタ多いだけでよみづらく、ほぼ読み飛ばしています。

何やら、世界の秘密やら何やらに含みを持たしていますけど、うーん、そこまでついていけないよ、おじさんは。

多分、主人公の蜘蛛が、迷宮を出て、他のキャラクターと交流を持つようになったら、つまらなくなるかも。わかりませんけどね。

近くの図書館にあるので、気長に読んでいくこと決定。