シロクマあいすの日記

シロクマあいすの思いつきを書いたものです。

今週の読書(9月12日~9月18日)

※今週、読んだ小説や漫画、ほか。    

※感想はあったりなかったり。    

※漫画の再読は含まず。

 

山本弘『料理を作るように小説を書こう』・・・創作講座です。作者の実体験が豊富でこの手の本としてはかなり面白いですが、役に立つかと言えば、微妙ですね。

 

アンソニーホロヴィッツ『メインテーマは殺人』・・・「このミス」のみならず各種ランキングで1位獲得ということで、期待値はMAXでしたが、うーん、微妙。キャラクターもストーリー展開も意外な犯人や真相も決して悪くはないのですが、ものすごく素晴らしいかといえば、そうでもない。あと、海外ミステリ(主にイギリス)特有の冗長な部分が気になる。分量がこの半分にまとめていたらぐっと良くなったかも。

 

エラリー・クイーンエラリー・クイーンの冒険』(再読)・・・再読と言っても昔すぎて内容はほぼ忘れていました。ミステリ短編集ですが、こんなにバラエティに富んでいて質の高いトリックとロジックだったのかと驚きです。若干、設定や展開に無理筋はありますが、この枚数でまとめる為には止む得ないでしょう。むしろ、この分量でこれだけのアイディアを詰めたことに感嘆すべきか。ちなみに一番の欠点はエラリーのキャラクターが魅力に欠け、乗れないことですね。

 

白鳥士郎りゅうおうのおしごと!』⑮

 

藤田和日郎双亡亭壊すべし』全25巻・・・一気に25巻読んだわけではありませんが、後半は初読かな。この作品はよく読むと(群像劇なので主人公は一人ではありませんが)メインの主人公は「少年」ではないですね。でも、間違いなく藤田作品は少年漫画の最高峰ですよね。「ザ・少年漫画」といった感じ。あと、意外にも怪奇趣味(ホラー要素)と健全なエロティシズムもみごとな藤田作品ですが、今作は特のその二つが強かった気がします。次作はぜひ、「うしとら」や「月光」のようなヒーローものに期待。

 

サンドロビッチ・ヤバ子✕だろめおん『ケンガンオメガ』⑩