西尾維新『ウェルテルタウンでやすらかに』・・・最近の西尾維新は「奇想小説」とも呼ぶべき、ワンアイディアを発展させた読み切り作品が面白い。結果としては長編だが、意外と短編作家だと思う。
※今週、読んだ小説や漫画、ほか。 ※感想はあったりなかったり。 ※漫画の再読は含まず。
うっかり更新忘れてた。あまり本を読んでいないこともあるし、アニメ新作に夢中だったため。
汀こるもの『煮売屋なびきの謎解き支度』『贋富くじと若さま』・・・江戸時代の食べ物屋を舞台にしたミステリ時代小説。普段なら絶対に読まないジャンルですが、大好きな作家、汀こるもの作品なので。最初は、「普通・・・汀こるものっぽくない」という感想でしたが、話が進むにつれ、段々汀こるものらしさが全開に。
鳥羽徹『天才王子の赤字国家再生術~そうだ、売国しよう~』(再読)①~⑫・・・思わず再読。面白いね、やっぱり。
宮地拓海『異世界詐欺師のなんちゃって経営術』・・・ん、悪くないけど、判断保留。
サンドロビッチ・ヤバ子✕だろめおん『ケンガンオメガ』⑳・・・ストーリーの芯がない。
※今週、読んだ小説や漫画、ほか。 ※感想はあったりなかったり。 ※漫画の再読は含まず。
諸星大二郎『美少女を食べる』(再読)・・・以前読んだことはありますが、購入したので。絵柄の好き嫌いはあるにしろ、これだけ、奇妙な話を描ける漫画家は希有。短編集ですが、ベストは表題作にもなった「美少女を食べる」。
稲垣理一郎✕池上遼一『トリリオンゲーム』⑤~⑧・・・今更ですが。
洋介犬『JC殺人鬼やめました』①②・・・話はいつものホラーテイストの風刺風漫画ですが、絵が良い。フルカラーなのに、登場人物黒塗りって、どれだけよ。
西尾維新✕岩崎優次『暗号学園のいろは』⑤・・・展開が早い。このペースだと、7巻ぐらいで「完」になりそう。
とくめい『アラサーがVTuberになった話。』③・・・本当はできるのに自己評価が低い主人公のひとり語りは好き。最後の「閑話」が泣ける。
橘公司『王様のプロポーズ』⑤
理不尽な孫の手『無職転生 ~蛇足編~』①・・・安定した読みやすさ。
白鳥士郎『りゅうおうのおしごと! 盤外編1』
時雨沢恵一『レイの世界』③
青崎有吾『ノッキンオン・ロックドドア』②(再読)・・・短編ミステリのお手本といっても過言ではないでしょう。すごい短編集です。
毎年書いているものですが、ルールとしては2023年に私が読んだ本。発売日は関係ありません。
漫画などシリーズ物は第1巻もしくは最終巻を読んだのが2023年の時にカウント(例外あり)。
では、行ってみましょう。
小説
ミステリ・ホラー
・山白朝子『小説家と夜の境界』・・・ホラーっぽいけど、とにかく透明感がある。さすが、○○さん。
・汀こるもの『探偵は御簾の中 同じ心にあらずとも』・・・去年も選んでる。結局私はこの作者が大好きなんだよね。
・阿津川辰海『録音された誘拐』・・・シンプルに見事。
・白鳥士郎『のうりん』①~⑬・・・後一巻で完結で何年も止まっています。作者が「りゅうおうのおしごと」で忙しいから。正直、「りゅうおう・・・」より落ちると思いますが、ギャグ要素もいれて、満足する出来。ちょっと下ネタ過ぎるけど。
・芝村裕吏『紅蓮戦記』①・・・ファンタジー戦記もの。『やがて僕は大軍師と呼ばれるらしい』全3巻も面白かったけど、今後の期待を込めて。
・望公太『異能バトルは日常系のなかで』全13巻・・・色々と文句もあるが、頑張った。
・とくめい『アラサーがVTberになった話。』①~③・・・ラノベ界で、Vtberものがスゴい勢いで増えている気がするけど、そのトップを走っていると思う。
・割内タリサ『異世界迷宮の最奥部を目指そう』①~⑭・・・16巻以降はなぜか出ていない。異世界尾ファンタジーとしてはかなりの出来。何だかんだ言って今年のベストかも。
・甘岸久弥『魔導具師ダリヤはうつむかない』①~⑧・・・女性向け異世界無双だけど、シンプルに面白い。
こうやってみると、今年はほぼラノベで完結しているな。
漫画
・藤本タツキ『チェンソーマン』①~⑭・・・とにかくアニメが面白くて漫画に行ったが、こちらも面白い。ただ、⑫~は絵とか色々パワーダウン。
・西尾維新✕岩崎優次『暗号学園のいろは』①~④・・・西尾維新原作はとにかく面白い。逆に西尾維新以外の原作ではこの作品は無理だったと思う。
・稲垣理一郎✕Boichi『Dr.STONE』全26巻・・・今更だけど、素晴らしい。
・河本ほむら✕斎木桂『賭ケグルイ双』①~⑬・・・無印『賭ケグルイ』よりも、正直、まとまりが良くて絵柄が読みやすい。
・石山諒『龍とカメレオン』①~③・・・漫画家ものだけど、これもすごく勢いがある。近いうちにアニメ化とかしそう。
こうやって見ると追いかけているシリーズはあるけど、新規のもので、「コレは!」というものは少なかったかも。
シリーズ物で去年も選んだので、番外。
・(朝倉秋成✕小畑健『ショーハショーテン』)
・(久部緑郎✕松本渚『文豪ナツメは料理人が嫌い』)
その他(創作論、ブックガイド)
・洋介犬『#新人漫画家と編集者』
・飯城勇三『密室ミステリガイド』
そんなわけで、普段出来ない、ベランダの苔取りと台所の換気扇の掃除やった。
あと一年間溜めていた各種書類のまとめと、本の整理。
っていうところで挫折。すでに本の整理ではなく、床にだして読みふけっている。
一応撮りためていたTV番組消化しようかとも思っていたけど、いざ、時間があると意外とその気になれない。
あ、窓硝子の掃除もしないといけないけど、寒すぎてしんどい。
ちなみに今日(大晦日)の夕食はカレーだ。ご飯炊いて、レトルトを温めるだけ。
明日(正月)の朝食は納豆ご飯でいいです。
スーパーの商品は、さりげなく高い。「年末恒例全品1割引」で、最初テンションあがったけど、安めのPB商品が売れ切れていて、割高商品が多い。魚や肉も平均すると、普段の2割増しぐらいか?(物流の問題もあるから、別にスーパーがあくどいわけではないと思うけど)最低限の物だけ買って、テンション上がらず。
普段、妻と子がいるとできないこと、というわけで一人でカラオケに。5年ぶりぐらい? でも、自分の音程がずれていて高音がでなくなった。もう女性ボーカルの歌は無理だ。
居酒屋か自宅でたくさん酒を飲むのはたまにやるから楽しいけど、さすがに1日やれば、とうぶんいいや。
というわけで、3日目にしてすでに一人ぐらいに飽きてきた。
妻達が帰ってくるまであと、1週間。退屈。
※今週、読んだ小説や漫画、ほか。 ※感想はあったりなかったり。 ※漫画の再読は含まず。
南文夏『イジめてごっこ。』②・・・ピュアカップルがSMに挑戦するという割と最近、よくある設定ながら、かわいい絵や丁寧な描写も含め面白い。そして割とエロい。このエロさはエロ漫画ではなく少女漫画的なというべきエロさ。ちなみに気になってネットで調べたら他にもちょこちょこ作品を描いていて、短編はネット上で無料で読める。基本、ラブコメ寄りの恋愛ものだが、どの作品もとても上手。
石山諒『龍とカメレオン』①~③・・・いわゆる「バクマン」などに代表される「漫画道」ものだが、超人気漫画家と、新人漫画家の心入れ替わって、人気漫画家だった主人公が底辺から上を目指す所は斬新。登場人物のアクが強く、漫画らしさを追求していてかなりのできばえ。
ラズウェル細木『酒のほそ道』54・・・正直は話、ものすごく面白いわけでも何度も読み返すわけでのないのにきちんと買っているのはこれを読みながら酒を飲むと、3割増しぐらい美味しく感じるため。いや、ほんと。
甲斐谷忍『カモのネギには毒がある』⑤・・・なんかそろそろドラマ化しそう。
飯城勇三『エラリー・クイーン完全ガイド』・・・こういうのをみると、エラリークイーンが読みたくなる。クリスティーはあるので、誰か「カー」のガイド本を書いてくれないかな。
貴志祐介『ミステリークロック』(文庫版)(再読)・・・単行本時から2冊分割の1冊。トリックは、それってどうなのというぐらい、無理筋だがとにかく展開と文章の読みやすさが上手い。