2週間分まとめてです。
水上悟志✕瀬戸一里『クライマックスネクロマンス』①・・・ものすごく面白い。もちろん、まだ第一巻なので、これからどうなるかわかりませんが、異世界転移のファンタジー物として、テンプレを外しまくる展開と、貼りまくる伏線で傑作過ぎる予感。水上作品としては「最果てのソルテ」もファンタジー物として素晴らしいが、それに匹敵するかも。作画は別の漫画家だが、水上悟志のアシスタントだったのか、絵柄に違和感はない。水上ももともと絵で魅せる漫画家ではなかったので、問題なし。
あちゅむち『エロティック✕アナホリック』⑤・・・一見、エロ系のような印象を与えながらも、ひたすら登場人物が肉体というものを哲学的にしゃべったり考えたりする不思議な作品。
細音啓『神は遊戯に飢えている。』⑧
松井優征『逃げ上手の若君』⑮⑯
理不尽な孫の手『オーク英雄物語』⑥
阿津川辰海『黄土館の殺人』・・・本格ミステリとしてまとまりも意外な真相も含めよく出来ている。キャラクターの魅力がもっと欲しい。
小西マサテル『名探偵のままでいて』・・・こちらは認知症の老人を探偵役、その孫娘のワトソン役のロマンスもいれて、キャラクターは抜群。惜しくはミステリ要素が薄い。それでもひとつの事件に解決を二つ以上いれたり、工夫は好ましい。
森博嗣『オメガ城の惨劇』・・・昔は大好きな作家だったが、最近、はまれない。西尾維新もそうかも。年を取ったから?