久しぶりに二日連続で映画を見た。
娘にせがまれて見に行ったのは、「ミステリと言う勿れ」。
ドラマは前半部のみ視聴。ついていけるか、気になったが、漫画・ドラマを未読未視聴の人も安心して見れます。
キャラクターやそれを表現する演技も良いし、映像・音楽も凝っていてサスペンスも十分。演出もいいし、次から次へと進む展開も良い。
莫大な遺産を残した家に残された4人の子供。というおなじみの設定ながら話はとんでもない方向に転がり出す。
ただ、ストーリーの細かい部分がツッコミどころ満載で、娘と「面白かったけど、いくらなんでも○○○はおかしい」と話が盛り上がる。
特に動機とか、犯人が間抜けすぎるところとか。でも、それを外すと話が成り立たなくなるんだよな。一人で視るより誰かとみて盛り上がるのがおすすめ。
映画館で、遅い時間にやっているのを知り、レイトショーで割引が入るならと、映画館で鑑賞したくなったのが、「アリスとテレスのまぼろし工場」。娘を誘ったけど、断られた。
こちらはもともとは中島みゆきの主題歌から興味を持ったが、映画も素晴らしかった。アニメ映像も良いが、音楽が素晴らしい。なによりストーリーが素敵だった。現代ファンタジーながら、恋愛物でありながら家族物でもあって、正直、いい年して目が潤む。
今、青春の世代がみても良いが、父親世代がみても、泣ける。これこそ娘とみたかったが、途中、結構激しいキスシーンがあり、そこだけ気まずかったかも。
設定がわりとわかりにくいところがあり、万人受けするのはきつい気もするが、何度でもみたい作品。
中島みゆきの主題歌が完全に内容とリンクしているのも高評価。
でも、タイトルの「アリスとテレス」だけが意味が分からなくて、もやっとする。「まぼろし工場」はそのまんまなんだけど。