※今週、読んだ小説や漫画、ほか。 ※感想はあったりなかったり。 ※漫画の再読は含まず。
るーすぼーい✕古屋庵『無能なナナ』①~⑩・・・こんな面白い作品を見逃していただなんて。まったくノーマークでしたが、あまりに面白いので、一気読み。以前、アニメ化などもされていたようで、決して無名の作品ではないのですが。
超能力者が実在する世界でのバトルものに近いですが、例えば「JOJO」との違いは、主人公はまったく超能力がないのに、あの手この手で上手くはめて、強力な超能力者たちを抹殺していくところ。後半はまた毛色が違ってきますが、個人的には前半の「主人公がサイコパスなまま」の方が好きです。
渋谷圭一郎『大科学少女』㊤・・・う、久しぶりのジャケ買いだけど、失敗したかな。少女たちがキャピキャピする日常コメディとしても、科学知識が楽しい教養ものとしても中途半端。
轍平『マリッジグレー』③
KAKERU『科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日記』⑪・・・主人公の陰が薄い。スピンオフ化された織津江大志さんがこちらでも、ほぼ主人公。
KAKERU✕瀬口たかひろ『織津江大志の異世界クリ娘サバイバル日記』⑤・・・ストーリー上のほぼ無駄な裸さえなければ、人に勧めやすいのに。
今村昌弘『兇人邸の殺人』・・・サスペンスとしては面白かったのですが、複雑すぎて、設定や人物の位置関係がよく分からないので、本格ミステリとして微妙。
馬場翁『蜘蛛ですが、なにか?」⑤・・・展開早いな。でも、整合性がでてきた。叙述トリックが面白い。
三崎津日『奇書の世界史』・・・久しぶりのノンフィクションですが、面白かった。今は明らかにおかしいと思われているけど、発表当時は、正しいと大反響を本の紹介。特に「軟膏を拭うスポンジ」の騒動は楽しかったので、ざっくりと。当時(17世紀)、「武器軟膏」という考えがあり、人が刃物で傷つけられたときに、傷口に薬(軟膏)を塗るのではなく、傷つけた武器に軟膏を塗って傷を治すという話が大真面目に語られた話。しかも、実際に統計を取ると、武器軟膏を行った方が、傷の治りが早かったという話が楽しすぎる。何で?と思ったら是非読んでみてください。
円山夢久『「物語」の魅せ方入門9つのレシピ』・・・なるほど、とは思うけど、だからといってこれで小説が書けるようになるわけじゃないんだよね
アサウラ『リコリス・リコイル』・・・アニメのノベライズではなく、世界観とキャラクターをそのままでのオリジナルストーリー。コメディあり、夢オチあり、アクションあり、シリアスありと楽しい作品でした。
アサウラ『小説が書けないアイツに書かせる方法』・・・予想以上にがっつりとエロコメでした。評価は、読んで損はないけど、レベル。
はやみねかおる『都会のトム&ソーヤ』⑱