シロクマあいすの日記

シロクマあいすの思いつきを書いたものです。

葬儀の話、ざくっと。その1

先日、母が亡くなったので、その話をざくっと。

年齢も年齢で、ここ数年は老人ホームにいた母ですが、すでに一ヶ月以上前から、お医者さんから「数日ということはないでしょうが、ここ数週間で、という覚悟はしておいてください。長くても秋を越えるのは難しいでしょう」と言われていたので、亡くなったこと自体はうまく受け入れることができました。

最後の1年は身体がほとんど動かず、声もだせなくなっていましたが、老人ホームに入る前から自分の葬儀の希望を事細かに書いておいてくれたので、その辺も問題ありません(といいつつ、実際には母の希望通りにいかないことも多かったのですが)。

母は悋気が強く年齢の割に合理主義で、「葬式無用。一番安いところで火葬だけして。友人知人へは葬儀が終わったあと、リストの人にだけ知らせて」ということでした。

葬儀社の指定はありませんでしたが、できるだけ安くと言うことで、ネットで探して「小さなお葬式」という会社に任せました。

ちなみにこの「小さなお葬式」は葬儀社ではなく、葬儀の窓口・PR会社。連絡すると定額料金で他の葬儀社を紹介してくれるという会社です。他の葬儀社からすれば、同じ内容の葬儀でも、自社に直接連絡してくれた遺族には、○○万円。小さなお葬式を通すと、××万円ということになります。

母はできるだけ安く簡潔にということでしたが、さすがに家族だけのお別れは行いたく、また棺に花を入れたり、死化粧をするオプションは入れさせていただきました。

当然、葬儀は行わないと言うことで、僧侶は不要。様々な飾りも遺影もなし。ただ、この辺りは菩提寺がある場合は、事前に相談しておかないと、葬儀をしていないとお墓に入れられない、というお寺もあるようです。

母はお棺にいれて、一緒に燃やすものを事前に箱一杯に用意していました。さすがに無理なので、厳選して、基本的に亡くなった祖父・祖母・飼い猫、そして私の兄の写真だけいれました。

火葬場に運び、燃やし、骨壺に入れて、葬儀はおしまいです。家族だけなので、飛び込みでちょっと落ち着いた、でもチェーン店風の和食のお店で食事をして、おしまい。