シロクマあいすの日記

シロクマあいすの思いつきを書いたものです。

今週の読書(9月5日~9月11日)

※今週、読んだ小説や漫画、ほか。  

※感想はあったりなかったり。  

※漫画の再読は含まず。

 

斜線堂有紀『詐欺師は天使の顔をして』・・・霊能力詐欺師のふたりが、「超能力がみんな使える世界」「死んでも実態のある幽霊になれる世界」など特殊ルールの世界に迷い込み殺人事件の謎を解く、という設定はすごく面白そうなんですが、微妙。なんだろう、ミステリとしての仕掛けが思ったよりも平凡なため?

 

西尾維新『人類最強のヴェネチア』・・・評価しづらい。この「最強シリーズ」はなんとなく語り口になじめないんですよね。もともと西尾維新はストーリー展開が上手な作家ではないと思っているので、語り口が合わないと合わない。あと、あの真相はいくら何でも無理筋だと思うけど。

 

海堂尊『コロナ黙示録』・・・コロナ禍を、持ち前の人気キャラクターを使い、事実に沿って(?)なおかつ小説として面白く読ませた名作。さすがに最後は腰砕けだが、現在進行中だけにやむえなしでしょう。

 

川原正敏✕甲斐とうしろう『修羅の紋』①・・・格闘漫画の主人公が異世界に行ったら…という今となっては割と王道の発想だが、完成度は高い。「修羅の門」を知らないと面白さがいくらか減るのが残念。

 

加藤元浩『空のグリフターズ』①・・・ミステリ漫画三強のひとり(と私は勝手に言っています)加藤元浩の新作は、コンゲームもの。そこそこ読ませるが、まだ分からない。全5巻ぐらいでスパッと終わったら、傑作になるかも。