ビジネスジャンプ(? 違うかも)に掲載されていた久部緑郎✕松本渚「文豪ガストロノミー」(読み切り短編)が、むやみに面白い。
「将棋めし」が好きで、松本渚は好きな漫画家だが、今作も面白かった。
著名な小説家が売り上げのない料理店を建て直す、というと良くある人情ものみたいだが、主人公の小説家、編集者コンビをふたりとも性格破綻者にしたことで、作品の深みがましている。
立て直すためのアイディアも如何にもありそうな現実に即したもので、良い。
絵は嫌みの無い絵で、読み飽きない。
今回は読み切り短編ということだが、是非、連載にこぎ着けて欲しい。