シロクマあいすの日記

シロクマあいすの思いつきを書いたものです。

一度読んだだけで本を処分するなんて昔は信じられなかったけど。

自分の身長を優に超える壁いっぱいの本棚はすでに満杯で、読み切れない「積ん読」本をいつのまにやら増えている。

むしろ、小説に関しては再読も含めれば、案外、一生、困らないかもしれない。学生時代と比べることもおこがましいが、読書スペースは時間の有無にかかわらず、確実に落ちてきた。

そんなわけで小説に関しては「一度読んで気に入った本」「確実に絶版の本」以外は一度読んだら、処分する方向へと転換。

ラノベも惰性で買っていたものは、再検討。いつの間にか何十巻とかなっていて、一回読んでそれっきりという作品も多い。

気に入った初期の数巻のみ残すのもありですよね。

漫画もできるだけ処分。たまにどうしてももう一度読みたいものは買い直すつもりで。

使いこなせていないが、電子書籍が増えてきている以上、創作物に関しては、近いうちに「本棚」の概念はかなり変わっていく違いない。

少年漫画は子どもたちがある程度大きくなっても興味を示さなければ処分。

最終目標はあと、2~30年で小さな本棚一個かな。

死ぬまでにはかなえたい。

今週の読書(6月28日~7月4日)

今週、読んだ小説や漫画

※感想はあったりなかったり。

※漫画の再読は含まず。

 

木犀あこ『奇奇奇譚編集部ーホラー作家はおばけが怖い』・・・核となるワンアイディアは光るし、キャラクター小説としてもなかなか。

 

東出祐一郎『フェイト/アポクリファ』➁~⑤・・・フェイトらしい展開とフェイトらしい文体で非常によいできだった。

 

 

高瀬志帆『二月の勝者』⑧

おがきちかランドリオール』㉟

 

今週の読書(6月21日~6月27日)

今週、読んだ小説や漫画

※感想はあったりなかったり。

※漫画の再読は含まず。

 

 アガサ・クリスティー『邪悪の家』

 

東出祐一郎『フェイト/アポクリファ』①

 

乙一中田永一・山白朝子、ほか『メアリー・スーを殺して』・・・ちなみにこの作品集ではじめて中田永一と山白朝子は知りました。「トランシーバー」はマジ泣きしてしまうので、人前では読めない。

 

 

保谷伸『まくむすび』④

 

 

 

 

今週の読書(6月14日~6月20日)

今週、読んだ小説や漫画

※感想はあったりなかったり。

※漫画の再読は含まず。

 

月原渉『首無館の殺人』・・・明治を舞台に、ハーフの使用人(メイド!!)探偵シリーズの第二弾。前回の見立て殺人テーマに引き続き、今回は首切り殺人テーマ。トリック(首切りの動機)も斬新で、すごい、面白そうだんだけどな。なんか、微妙。読みやすいし、つまらないわけではないんだけど、展開が早すぎて、プロットを読まされているだけのような感じです。せっかくの使用人探偵のキャラが生かされていないのも残念。

 

アガサ・クリスティーABC殺人事件』・・・名作だけにトリックをどこかで聞いたことがあるのは悔やまれますね。

 

高井忍『京都東山 美術館と夜のアート』・・・一作目はただ美術館を舞台にしただけの日常の謎系でちょっと?でしたが、二作目からはちゃんと美術・歴史ミステリになっていて、期待通り。

 

斉藤肇『殺意の迷走』・・・今から30年以上前の作品です。当時の本格ミステリ黎明期を支えた一人ですが、内容的には可も不可もなく。

 

至道流星『勇者の武器屋経営』①

 

 

加藤元浩Q.E.D. iff』⑯『C.M.B.』㊹

 

今週の読書(6月7日~6月13日)

今週、読んだ小説や漫画

※感想はあったりなかったり。

※漫画の再読は含まず。

 

北野勇作『100文字SF』・・・この手の超ショートショートとでも言うべきものは好き。

 

アガサ・クリスティー『スタイルズ荘の怪事件』・・・クリスティーのデビュー作。地味なんですが、100年前の作品とは思えない完成度。意外な犯人、偽装された人間関係、ロマンスとクリスティーが詰まっています。

 

 

大塚英志リヴァイアサン』(再読)

 

 

 

 

今週の読書(5月31日~6月6日)

今週、読んだ小説や漫画

※感想はあったりなかったり。

※漫画の再読は含まず。

 

和田竜『村上海賊の娘』④(完結)・・・・・・圧巻。特に3巻後半からはすべて戦闘シーンという豪華さ。途中の資料部分がややだらけて好みが分かれるところか?

 

大塚英志多重人格探偵サイコ1』『多重人格探偵サイコ2』『多重人格探偵サイコー雨宮一彦の帰還』(すべて再読)・・・・・・すべて小説版ですが、大塚英志ラノベ的な設定とそれに反するような情緒的な文章が好き。

漫画版『多重人格探偵サイコ』は途中でついていけなくなり、諦めた。それ以外の大塚英志原作作品も昔、読みあさったが、画との相性が悪かった部分は正直、あると思う。すべて処分してしまい、今はない。でも、『サイコ』だけは読み返したくなった。今度こそ、完結まで一気読み目標。でも、今更だよね。

 

山口雅也『續・日本殺人事件』(再読)

 

 

松本渚『将棋めし』⑥(完結)・・・・・・将棋漫画に日常系食事ものをミックス。プロ棋士の対局の合間の食事を描く。タイトルとはうらはらに意外とストーリー性の強い将棋要素が強く、どちらのジャンルとみても楽しめます。

 

TONO『ウサギコットン100%』➁

 

 

 

 

 

 

 

若すぎ信長・若すぎポアロ

 長女が『日本史探偵コナン』(名探偵コナンのキャラクターを使った漫画日本の歴史的な学習漫画)を読んで以来、少しは日本史に興味を持ち始めたようなので、伝記小説か伝記漫画を買ってあげようと、物色した結果、行き着いたのが、集英社「学習まんが・日本の伝記SENGOKU」シリーズ。まずは「織田信長」。

 女の子にも読みやすい、やや少女漫画寄りの絵柄。もちろん、主人公は史実無視の美形。髭はなし。そして、何歳になっても衰えない容姿。最後の最後まで十代にしか見えません。

 まあ、これはまだ興味を持たせることが優先の「学習まんが」だし、過去の偉人の正確な顔なんて分からなくて当然。突っ込みはいれても、文句はないのですが、次の話は別。

 

 早川書房の新レーベル「ハヤカワ・ジュニア・ミステリ」。小学校高学年から中学生向きにミステリの名作を復刊しようという試みはもちろんよいですし、コミカライズされた挿絵がつくのも賛成。

 まずはアガサ・クリスティーの10作(何故、この作品なの?という疑問は正直あるがまあ、かまいません)

 で、問題は挿絵。

 この名探偵エルキュール・ポアロは誰?

 どう見ても10代かせいぜい20代の美男子が付けひげにしかみえない口ひげをつけてます。髪はふさふさ、顔の輪郭もシャープ。

 TVドラマ版ポアロデヴィッド・スーシェに謝れ!

 ちなみにもうひとりの名探偵、ミス・マープルはやはり10代の少女がおばあさんの扮装(かつらのみ)をしているようにしか見えません。

 少年少女に関心を持たせる難しさ!